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お知らせ つぶやき

今後の事業展開に関しまして

2020年4月7日

本日の緊急事態宣言およびコロナ禍による今後の個人消費への影響を鑑みまして「みんなの入院着」の4月商品量産・出荷は無期限で延期するとともに、今後の3つの取り組みにフォーカスすることにします。

1.オーダーメイドの継続
2.マス向け商品開発の着手
3.コラボレーションの推進

詳細を以下に記載します。

1.オーダーメイドの継続

ありがたいことに、2月15日テレビ東京「Tokyo Startup 出川」の放送後、脳梗塞、石灰沈着性腱板炎、白血病といった傷病をお持ちの3名の方々から衣服制作の依頼をいただきました。その後、私と母が、皆様より、不自由がある身体部位の状況、不自由を感じる着脱動作、サイズ、デザイン、色に関するご要望、そして時には、家族を含む関係者の想いをうかがいながら衣服を作り、すでに1度目のお渡しを終えております。(さらに、半袖などの新たな服を制作中です。)

これらの服は、皆様の個別性が高いニーズを時間をかけてうかがいながら、また、こちらの制約も意識しながら丁寧に進められます。皆様と直接お会いしながら、個々のご要望と置かれている状況をうかがい、対話を通じて衣服の要件を定め、同時に、母の負担に配慮しながら服を作ります。

これは、量産とは対極にあり大変手間がかかるのですが、僕らにとっては学びが多く社会的意義も高い活動です。衣服の価値は、FunctionとEmotionの両方のバランスの上に成立します。皆様とのやりとりにおいては”機能”を定めるロジカルなものから始まり、徐々に、生地の色、肌触り、服のゆとりといった着用者の”心”を満たすための要件を定めていきます。

見方を換えれば、身体の不自由に関する情報やデータ(身体サイズ、不自由な身体部位の位置など)を入力し、衣服の仕様を出力するプロセスとも言えます。今後、実績を積み上げていくことで、将来、量産するための方程式も見えてくるのではと感じています。そのためには多くの経験を積むことが必要です。

そこで、こういった個々のお客様と向き合う活動は、量産の事業とは切り分けまして「オーダーメイド」と定義し直します。つまり、売る側と買う側が分かれたマス向けビジネスとは区別し、”みんなの入院着”ウェブサイトへ声を寄せてくださった個々の皆様と個々に対話をしながら”一緒に”ブランドを育む活動にしていきたいと思います。

そうなると、もしかしたら、どこかで”みんなの入院着”という名前は無くなるかもしれません。事実、今まで衣服のご要望を寄せてくださった皆様は入院患者に限りません。介護施設にお住まいだったり、在宅介護を受けていたり、通所リハビリをされている方々と様々です。従って、“みんな”の声をもとに入院、ケア用衣服の理想が変容しながら、望ましいブランドが出来上がれば良いなと思っています。

2.マス向け商品開発の着手

皆様からの応援とTV放映のお陰で、2月15日にオープンしました”みんなの入院着”ウェブサイトは、累計で3,500PV•訪問者数2,500名まで達し、無事、僕らの取り組みに対する認知を高めることができました。応援いただいている皆様へ改めて感謝申し上げます。サイトを通じた会員登録および商品のご希望(ドレス、上衣、Tシャツなど)に関するヒアリングは今後も継続します。同時に、マス向け商品の開発に着手します。

サイトオープン当初は「皆様から寄せられた希望数が量産の最低発注数量の20着に達した商品から順次、販売開始」とお伝えしたものの、まだ20着には達しておりません。その理由は、先述のように皆様の傷病、身体のサイズ、性別、ご希望の衣服は多様であるにも関わらず、現時点で制作したサンプル服の機能は、まだ、その多様なニーズにお応えできていないためです。

そこで、マス市場向け商品については、オーダーメイド服と分け、皆さまのご要望を”最大公約数”で満たす商品要件をあらためて慎重に抽出しながら、商品開発を進めていきます。

幸い、現在、当社は資金調達を行っておらず、また、今後の経済動向も踏まえると、今は短期的な売上を闇雲に追い求めることは得策ではなく、皆様からの声を広く深くうかがうことで、MVP (Minimum Viable Product) の要件を定めていくべきと考えています。

3.コラボレーションの推進

今般のコロナ禍とオリンピック•パラリンピックの開催延期は、僕らがビジネスモデルをじっくりと固め、将来の成長へ向けた種撒きを行うための追加的な時間を与えてくれたと思っています。そこで、将来の事業成長の可能性を拡げるために、共通の想いを持った近接領域にある企業とコラボレーションを推進して参ります。

2008年のリーマンショックの真っただ中に証券会社にいた身からしますと、この時期の戦略は、”まず、現状を冷静に受け入れる。そして、今後、起こるであろう個人の行動変容や制度の変化を見通す。それに備える。”でしょう。

変化が起こるはずです。今後5年間の景気後退•悪化は、ベンチャーキャピタルなどの投資家に対し、投資先の選別を促します。一方、事業会社には、財務基盤の強さと環境の変化に対するケイパビリティが一層求められるはずです。また、消費者や労働者の行動は変容し、新たなビジネスチャンスが生まれる、そんな時期になると思っています。

幸い、当社が位置するヘルスケアや高齢者向け商品・サービスは、景気の影響に左右されにく、引き続き成長性が高い領域です。

そこで、実現したい未来像が共通する企業と積極的にコラボレーションすることにより、1社単独では実現が難しいような新商品•新サービスの創造を、共に進めて行こうと思います。これについては是々非々で検討して参りますので、ぜひ皆様、今まで通り気軽にお声がけください。

以上がご報告です。

最後に、この事態が落ち着くまでは、社外の方とのコミュニケーションは全てテレカン、チャットなどオンラインで対応します。正直、衣服制作のご依頼をくださった皆様や、服の制作者である母と、私が直接やり取りができないことはもどかしい限りなのですが、今はあせらず諸々準備を進めていこうと思います。

今後とも応援の程どうぞよろしくお願い致します。

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