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さぁ、工場へ

2020年2月11日

 母がゼロから作ったパターンとサンプル、生地、付属の一式が工場へ旅立ちました。工場はこれらをもとにサンプルを作ります。第一弾は、女性と男性向けの上衣。第二弾のドレスのパターンとサンプル製作は母が2月いっぱいまで時間を欲しいとのことで、その想いを最優先します。

 ここまでは、知人から紹介してもらったデザイナーとパタンナーへお願いしていたのですが、今回からは母にその両方の役割をお願いしています。当然、以前よりも1つ1つの物事を進めることに時間がかかります。スケジュールも思い通りにいかないかもしれない。でも、今はそれで良いと思っています。母が「自分だったら着たい。同年代の友人に来て欲しい。」と思える入院着を、まずは形にすること、そして、母が生徒やまさに後期高齢者のエンドユーザーである友人から意見を聞きながら服を創り上げていく、それを僕が世に出していく過程にこそ、今しかできない、かけがえのない価値があると思っています。

 同時に、費用や今後の拡張性を勘案して工場も変えます。とはいえ、その工場も量産工場ではなく、サンプル工場です。量産に踏み切らない理由は、まだまだ、みなさんからどういった反応があるか計り知れないからです。何より、僕自身がモノを単にたくさん売りたいという欲求が全くありません(あれだけの金額をここの7年間で売ってきたのに 笑)

今大事なことは、母と入院着を作る過程で、ブランドの哲学を培いながら、それを多くの方へ認知を広げていくことだと思っています。 そして、商品も改善を続けること。そうしないと、このプロダクトは簡単に模倣されて、価格競争の中で、個性がない、デザインも貧相な、今巷にあるような表情のないつまらない服になってしまう。

安価で販売する気もありません。また、たとえ今の時流に乗ったキラキラしたメッセージであっても、それが、みんなの入院着の哲学とビジョンに合わなければ、ブランドの文脈に取り入れる気もありません。僕自身の原体験や想いとは相入れず、かならず矛盾が生まれてしまうと思うのです(僕はそんなに器用ではないので)。

 なんか、纏まりない文章になってしましましたが、そんなことを思っています。

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